テリー・ロイド
テリー・ロイド

Japan Travelの創設者でありCEO

2011年3月11日の東日本大震災は、近代の最悪の自然災害のひとつであったことは言うまでもありません。津波と福島第一原子力発電所の災害のイメージは、世界中で中継され、何百万もの人々に刻まれてしまいました。日本の国にとってまさに最悪の事態でした。

それはまた、歴史上最もコストのかかる自然災害でもあり、推定2,350億ドルの被害をもたらしました。その後数週間の停電、公共交通機関の喪失、食糧不足などで、全国の企業が苦しみましたが、日本から逃れた何万人もの外国人観光客や住民にサービスを提供していた企業はもっと苦しんだといえます。

当時、私は日本最大の英語コミュニティ誌を出版していましたが、まさに嵐が吹き荒れるのを見るのは難しくありませんでした。読者がいなくなることは、そのうちスポンサーもいなくなってしまうことを意味しましたが、それへの対応だけでなく、コンテンツビジネスそのものを見つめ直す必要があると気づいたのです。私は、損害が著しかった観光産業に改めて着目し、MetroWorksというグループ会社で働く、非常に才能のあるプログラマーのグループと一緒に、コンテンツの打ち出し方を再構築しました。

数ヶ月後、ACQというクラウドソーシング/クラウド管理ソフトウェアプラットフォームをリリースし、それを使用して2011年11月に「JapanTourist.jp」という旅行サイトを立ち上げました。

2012年には、コンテンツの作成、仕事のパートナー探し、ソフトウェアの改良のため、膨大な作業を行いました。幸運なことに、たくさんの方がインバウンド観光復旧の取り組みを手伝ってくれました。すぐに私たちは500人以上のライターと写真家のコミュニティを持つことができ、世界の最もユニークで興味深い旅行先である日本の魅力を分かち合いました。彼らの唯一のインセンティブは、まだ伝えられていなかった日本の魅力を発信することの満足感、そして当然のことながら全国各地ホテルでの宿泊プレゼントがもらえるポイント・アンド・リワード制度でした。

2013年12月、私たちはドットコムドメインに切り替え、Japan Travelを設立し、そのサイトを現在のサイト、www.japantravel.comにリブランディングしました。コミュニティの力、ACQ2プラットフォームの効率性、そして日本の急速なインバウンド観光の成長のおかげで、ジャパン・トラベルは飛躍し、観光業界におけるリーダーになりました。

今日、私たちの主要なビジネスは3つあります。1つ目は、ウェブです。私たちのever greenポータルは約30,000人の寄稿者によってサポートされ、月に100万人以上の閲覧者がいます。2つ目は、団体向け、富裕層向け(ラグジュアリー)、リクエストに応じた日本探索ツアーを専門とする、認可された(第2種)旅行業者としてのビジネスです。3つ目は、サービスに関する情報を多く持っているが、インバウンド顧客にどのように伝えて良いか迷っている日本企業に対して提案する、ソフトウェア統合ビジネスです。その結果、私たちはインバウンド旅行の情報、サービス、および技術の情報源として利用される貴重なリソースとなりました。

Terrie Lloyd

(テリー・ロイド)
2017年5月

プロフィール

ビジネスについて

日本で17社以上のベンチャー企業を設立。

専門分野は、ビジネス開発、問題解決、人材育成、営業、およびネットワーキング。

Japan TravelとMetroWorksの会社経営の傍ら、主にアメリカやオセアニアの技術系の新しい企業に、クロスボーダーコンサルティング(海外におけるビジネス戦略策定)を行う。

サービスには、市場参入プロセス、パートナーとの契約、管理部門(バックオフィス)の業務運営、およびノミニー・ディレクションに関する経営コンサルティングが含まれる。
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彼について

ニュージーランド生まれ。 1982年、シドニー市庁舎でオーストラリア人として帰化。

日本在住30年以上。九州出身のクミコと結婚。ユキエ、ニキ、エバ、レオ、モニカの4人の娘と1人の息子を持つ。

趣味は、起業、健康ドリンク作り、執筆、旅行、ロードバイクでの日本周遊など。

ロイドへの連絡先は、terrieアットマークjapantravelドットコム.

ウェブ

TerrieLloyd.com

JapanTravel.co.jp

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